新説 「三国志」の虚構と真実パンダ・パブリッシング三省堂書店オンデマンド
満田剛頁数:120ページ◆内容概略■あなたの知っている「三国志」はもう古い!? 三国志研究家の満田剛氏が、「三国志演義」と「歴史書」で評価が違う英雄たちを解説しつつ、 最新の歴史研究からわかった、これまでとは違う“新しい”人物像も紹介します。
[曹操]“袁紹の部下”で、袁紹の真似ばかりだった?[劉備]人望があったのは、一線級の軍才があったから?[孫策]急拡大できたのは父の威光ではなく、袁術の配下だったから? [周喩]孫策とは政治的な関係で、当初は袁術の配下?[呂布]董卓を殺した理由も出身地にあった?[袁術]実は「最も天下に近かった男」?? 「KOEI三国志」や「三國無双」などのゲームや『横山三国志』『蒼天航路』などの漫画で一通り三国志を知り、“さらにもう一歩深く知りたい”と思っている人にお勧めです。
■(例)曹操は意外とヘタレだった!?曹操は、かつては善人・劉備を苦しめる極悪人でしたが、『蒼天航路』などによって評価が万能型ヒーローに変わってきました。
このように時代と視点によって、人物評価には変わっていくものです。
しかしこの“万能超人”という曹操像も、勝者として都合よく歴史を塗り替えた部分でもあります。
昔からライバルとされてきた袁紹ですが、実際には曹操は袁紹にとってはライバルというほどの存在ではなく、長く“使いっ走りの部下”でした。
ビジョンのあった袁紹に比べて、曹操はあまりに場当たり的で結局袁紹の真似ばかりでした。
また、天下統一を目指し、それに反対した荀を自殺させた冷徹なダークヒーローとも言われますが、実際には逆で、赤壁に敗れるとすぐに天下を諦めて荀を呆れさせています。
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